今回はFXでよく使われるエリオット波動について解説!そして、おすすめの書籍もご紹介。
エリオット波動とは?
自然界のと人間の行動心理パターンと認識したものとして、今もなお、人気のテクニカル分析の一つ
エリオット波動の生みの親
ラルフ・ネルソン・エリオット氏
エリオット波動とは、米国の経済哲学者であるラルフ・ネルソン・エリオット氏が確立したテクニカル理論、相場には一定の波を繰り返しながら動いていくというエリオット氏の考えにより生み出されました。
ラルフ・ネルソン・エリオット氏とは
投資家と縁のない会計士がなぜ?
ラルフ・ネルソン・エリオット、アメリカ・カンザンス州で生まれ、テキサス州サンアントニオ育ちアメリカ人。1871年~1948年の生涯でしたが、始めは会計士でした。
1924年、50代の頃には、米国国務省はニカラグアという国で最高会計士にラルフ・ネルソン・エリオットを任命され、会計士として成功されております。
そしてこの頃、専門的な経験をまとめた、本を2冊出版するなどほどの人材になっていました。
しかし、重病を患い、58歳で退職を余儀なくされます。
病気で倒れカリフォルニアの自宅で療養に入り、そのころから投資家への道を歩むことになります。
勤勉さと忍耐強い彼は研究に費やし今から数年どころか、100年単位、1000年単位、そのようなデータを集め、また、そのような膨大なデータを分析しエリオット波動理論仕上げましたが、エリオット波動理論自体は、実は、死後の60年代になってから評価された理論です。
エリオットの死後に二人の識者がその理論を著書として残し、理論の普及の活動を広めていきました。
エリオット波動理論は、相場でけではなく、自然界に存在する多くの現象と同じような性質を持っていると論じていました。
1938年にチャールズ・J・コリンズと共著で本を出版
この本は、エリオット波動理論です。しかしこちら本のタイトルは、英語でThe wave principleで、エリオット波動とは入っていなかったが、後にエリオット波動理論を支え、その名を刻むことになります。
エリオット波動の考え方
相場では一定に上昇し続けたり下降し続けるものではなく、上下に波を保ちながら上昇していったり下降していったりします、その事からこのエリオット波動で波を捉えて相場の転換など予測す事ができるのです。
エリオット波動では5つの上昇波(下降波)と3つの下降波(上昇波)のサイクルがあると考えています。
上昇では:上昇第1波から上昇第5波まで5つの波があり
下降では:下降第1波から下降第3波の波がある
と考えています、それでは実際のトレード画面で見てみましょう。
エリオット波動の種類を実際のトレード画面で見てみましょう
こちら上昇時のエリオット波動
こちら降下エリオット波動
こちらは大きい時間のエリオット波動の中に小さいエリオット波動ができています
エリオット波動3つの定義
エリオット波動3つの定義があります。
- 波動3が一番短くなることはない
- 波動2が波動1よりも安値をつけることはない
- 波動4が波動1の高値を下回ることはない
波動3が一番短くなることはない
波動2が波動1よりも安値をつけることはない
波動4が波動1の高値を下回ることはない
上記の3原則を満たしていればエリオット波動が成立
※ただし、上記の3原則を満たすからといって必ずエリオット波動の基本パターン通りの値動きになるとは限らない
㊙ エリオット波動の取引への活用例
第3波の波に乗って利益を出す
エリオット波動の取引への活用例として実践しやすいのは、第3波の波に乗って利益を出す方法です。
第3波は5つの波動の中で値幅が最も大きくなる事が多く、利益を出しやすい。
1波の高値を超えたタイミングで新規注文を出し、第3波の終盤で決済
エリオット波動についておすすめ書籍
こちらエリオット波動について詳しく書かれている本を三冊紹介致します。きっとあなたに合う本が見つかるはず・・・。
エリオット波動入門 相場の未来から投資家心理までわかる (ウィザードブックシリーズ)
著者/編集: ロバート・R.プレクター, アルフレッド・ジョン・フロスト
- 波動理論の基本を説明
- 波動理論の教科書
- 相場はフィボナッチをもとに動く
あなたのトレード判断能力を大幅に鍛える エリオット波動研究 基礎からトレード戦略まで網羅したエリオット波動の教
著者/編集: 日本エリオット波動研究所
- 分かりやすい丁寧な内容
- エリオット波動を、いかにして、トレードに活かすべきか!
- 売買ポイントと損切りポイントの設定の手順を詳細に
図解エリオット波動トレード
著者/編集: ウェイン・ゴーマン, ジェフリー・ケネディ
- 波動パターンを表す実際のチャートを多数収録
- トレードの現場を見事に融合させたユニークな実践書
- セミナーやオンライン講座を通じて指導した生徒数は数千名をもつ著者
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